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こんにちは!
介護福祉士のCyoujiです。
認知症による危険な徘徊・・・
photo by : Noel Feans
徘徊は・・・
「命に関わる大きな問題です!」
2017年現在、
全国で12,000人以上もの人が行方不明と聞きます。
そのうち、交通事故や水難事故、脱水症状や徘徊中の餓えなどで、
死亡された方は500人近く(2015年警察庁まとめ)
生死に直面する、
「とっても危険な徘徊」
心配する家族の苦悩は想像以上のものでしょう・・・。
2025年には、約700万人以上が認知症になってしまう現実が、もうすぐそこまで来ています。
65歳以上の5人に1人が認知症・・・
徘徊による多くの事故を防ぐ為には、住み慣れた近所の人たちを始め、認知症の人がいる家族以外の人たち、
社会全体が「認知症」の事を理解していく必要があるのです!
Contents
認知症症状「徘徊」に耐えられない家族の苦悩
毎回毎回、警察に通報したり、知人に連絡したり・・・
「近所の人を巻き込んで迷惑をかけたり・・・」
こんな事が続くなら、
「施設に早く入って欲しい・・・」
父親、母親の認知症徘徊・・・
そう考えてしまうのもしょうがない程、
家族の負担がとても大きな「認知症による徘徊」
心配と苦悩が頂点に達してしまう家族は、どのように対策をしていけばいいのか?
photo by : Jonathan Kos-Read
「認知症の大変さをわかって欲しい・・・」
そう思う事はとても自然な事です。
「決して無理をしないでください!!」
あなた1人で抱え込まないで、
「まずは、誰かに必ず相談してください!!」
身近な信頼できる人、長年の付き合いがあるご近所の方・・・
以外でも、公共の相談窓口はたくさんあります!
相談は無料ですよ!
↓ ↓ ↓
<認知症相談窓口一覧>
- 各市町村の福祉課・高齢者相談電話窓口
- 住んでいる町の「地域包括支援センター」
- 認知症の人と家族の会(厚生労働省推奨)
TEL:0120-294-456
- 介護支え合い電話相談(社会福祉法人浴風会)
TEL:0120-070-608 - 各都道府県の認知症コールセンター
最初は住んでいる地域の、
地域包括支援センターがおすすめです!
電話で相談してみて下さい!
認知症になってしまった父親、母親が「徘徊」してしまう原因と理由とは?
まず、「徘徊」の原因が認知症の中核症状である、「見当識障害」による症状だという事を理解してください!
◆見当識障害とは?
難しい言葉ですが、見当識とは「今の自分が置かれている状況」が解らなくなってしまう認知症の障害です。
- 今いる場所が解らなくなる
- 見慣れた場所でもどこにいるのか解らなくなる
- なぜここにいるのか解らなくなる
- 今日がいつなのか解らない
- 今の季節、何月?時間なども解らなくなる
- 相手が誰だか解らなくなる
- などなど
photo by : amira_a
認知症という病気がこうさせてしまっています。
◆徘徊しない為の工夫と注意点とは?
徘徊にはいろいろな原因がありますが、
精神的な要因がとても大きいです。
◆徘徊理由
- 外出途中で道が解らなくなった
- 「家に帰らなければ」「仕事に行かなければ!」と目的がある
- 否定されることによる精神的不安定、興奮など
どの理由も外出=徘徊する目的は今居る家での、居心地が悪いからです!
特に上記最後の、
「否定されることによる精神的不安定、興奮」
は大きな原因の一つです。
認知症になると、
「何もできなくなる!!」
と決めつけてしまっている家族の空気・・・
photo by : Jonathan Kos-Read
大切な家族である介護者のあなたに、
「何もできないんだからじっとしていて!!」
という空気を敏感に感じ取ってしまっているのです。
そんなあなたの考えが、余計に徘徊をさせてしまう大きな原因だという事に気づいて下さい!!
徘徊しない為の家族ができる工夫とは、
「居心地の良い家庭作り!」という事です!
介護が必要な為、息子や娘の家に引っ越した場合、
家を出て徘徊をしてしまう原因に、「住み慣れた家」への帰宅願望があります!
↓ ↓ ↓
徘徊を予防!防ぐ為の具体的な家族の声掛けや対応とは?
徘徊を防ぐ為に出来ることはたくさんあります!
まずは、
認知症という病気を理解し、見当識障害の人への対応や接し方を学ぶ必要があります。
認知症の人への対応で、絶対にしてはいけないこと・・・
「それは・・・・」
「否定!」です!
このような否定発言はかなりの逆効果です!
- 「ダメ!」
- 「なんでわからないの!」
- 「覚えてないの??」
- 「もう忘れちゃったの??」
- 「何やってんの!」
- 「もう!いい加減にして!」
- 「また同じこと言って!」
- 「家から出たら絶対にダメだからね!」
どんどん困惑して、混乱してしまい、不安になり家での居心地が悪くなってしまいます。
「私はここでみんなに迷惑かけてばかり・・・」と考えてしまっているのかもしれません。
大変ですが、
居心地が良い、笑顔溢れる家庭の雰囲気作りを心掛けてください!
photo by : Gustavo Devito
そして、
「徘徊の目的を聞いてみてください!」
否定せず、
- 「どこへ行くの?」
- 「何をしに行くの?」
と、穏やかに笑顔で聞いてみてください。
「話を合わせ、相手の心を聞く姿勢を常に意識しましょう!」
「大変ですけどね・・・」
介護者であるあなたのストレスは溜まるかもしれませんが、長い目で見れば、お互いに穏やかな表情が増え、笑顔も増えてその人らしい残された人生を送ることが出来るはずです。頑張りましょう!
話(目的)をしっかり聞いたら、
何か別の目的や役割を作り、そちらに集中してもらえば、家を出る必要がなくなることが殆どです。
2016年最新!具体的な徘徊対策
認知症の進行を遅らせる!スゴイ食材と食習慣!
薬の効果に近い!手に入れやすい食材をまとめました!
↓ ↓ ↓
参考:認知症発症予防!ボケ防止に良い食事は?脳に絶対効果がある!厳選超絶食品ベスト10品目!
◆徘徊を予防する具体的対策法
それでも、家から出てしまう「徘徊」を完全に防ぐことはできません!
安全は最優先!
交通事故や川に落ちてしまうなどの事故を防ぐ為にも、この様な対策があります!
◆徘徊対策にはこのような具体的な対策方法があります!
- 介護保険を使い、各種人感感知センサーを使用
- 格安のセンサー(ホームセンターなどで売っています)
- 各自治体のネットワークなどに登録しておく
- 近所や地域に強力を直接お願いしておく
- ココセコム(GPS位置情報システムサービス)
「ココセコム」は安全性が高いので本当におススメです!
↓ ↓ ↓
参考:ココセコム
まとめ「家族が出来る事・・・」
ここで紹介した機械は最終手段ですが、あるに越したことはありません!
ですが、たとえ認知症であっても、
家庭の中の役割を大切にした環境づくりはとても大切です!
「想像してみて下さい!」
- 「じっとしていて!」
- 「家から出たらダメ!」
photo by : Kai Engel
などといつも家族に言われていたら?・・・
あなたがもし認知症になってしまい、
大変だからと、自由を奪われる介護施設に入ることになったら・・・?
居心地の良い、住み慣れた家に自分らしく住み続けていたい・・・
誰でもそう願うはずです。
そして、
「大事な家族に囲まれた生活・・・」
あなたも、それをどこかで望むはずです。
あまり力を入れ過ぎず、
「ま!いいか~!」位の気持ちで介護をしてください。
大変だとは思いますが、自分を育ててくれた親への、
最後の親孝行だと考え、力をいい具合に抜いて頑張りすぎずに介護をしていきましょう!
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