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ショートステイ(短期入所)は、
何の為にある介護保険サービスだと、あなたは思いますか?
答えは、
介護者である「あなた」の為にある、国の介護保険サービスです!
毎日・・・
介護をしている「あなた」がラクしてリフレッシュする為にあるショートステイ。
家での在宅介護は本当に大変ですよね!
リフレッシュやストレス発散の為に、
しっかり介護から離れる事がとっても重要なのです。
毎日家で介護をしていると、こんな事ありませんか?
↓ ↓ ↓
- 来月、旅行に行きたいのよね?
- 冠婚葬祭の予定があるの・・・
- 急な用事で家を留守にしないといけない!
- しっかり休みたい!
- 介護から少し離れたい!
介護にホント疲れた・・・
このように、
ショートステイを利用するメリットって大きいんです!
でも・・・
非常に残念なことに、
ショートステイは意外に、
「カンタンには使えない」ってご存知ですか?
ショートステイは制約が多い介護保険サービスです。
(※詳しくは記事後半で説明しています)
なので!
ケアマネと相談する前に、事前にある程度の知識をしっかり身に付けておきましょう!!
先に知識を身に付けておくと、
ケアマネージャーと相談する時に、かなり有利になるはずです!!
Contents
ショートステイ短期入所とは?サービスの内容は?
ショートステイ短期入所の具体的なサービス内容は?
利用できる要介護度 |
要支援1・2(予防のみ) 要介護1~5認定の方 ※詳しくは記事後半で説明 |
---|---|
利用料金・1日の費用は? |
自己負担額:1日約3,500円(要介護3・第4段階・食費送迎費等込み) ※詳しくは記事後半にて説明(第4段階:一般の所得がある世帯) |
利用できる期間は? | 各要介護度によって異なる |
1日の自己負担利用料金には、これだけの費用が掛かります!
- 利用料
- 食費
- 部屋代(居住費・滞在費のこと)
- 送迎費
- その他(レク費など)
詳しくは記事後半で詳しく説明しています!
★ショートステイ利用の目的は?
なんといっても、
介護者(あなた)の介護負担軽減!!
毎日の自分の親、姑や舅の介護・・・
高齢者のお世話に疲れているあなたの休息の為にあるのです!!
そして、
とってもつらく大変な、老夫婦同士の、
老々介護・・・
photo by : bluesbby
心もカラダも、
疲れ果ててしまいます!!
- 大変!
- つらい!
- もう限界!
そんな、介護するあなたが、
心身共に元気な状態を保つためにあるのが、ショートステイの真の目的です!
とっても大切な、
息抜きをする為のショートステイ!
介護保険制度は、
介護が必要な高齢者だけの為ではなく、家で在宅介護をしている、
私たち家族への負担を軽減する為の介護保険サービスでもあるのです!
ショートステイのサービス!「特養」と「老健」2種類の違いとは?
ショートステイには、
- 「短期生活療養介護」
- 「短期入所生活介護」
この2種類のショートステイサービスがあります!
「なんだ!?」
かなり解り難いので特徴を詳しく説明しますね!
◆短期生活療養介護(ショートステイ)とは?
結論から言うと!
介護老人保健施設を利用するショートステイです!
いわゆる、老健(ろうけん)ですね。
厚生労働省では、このような説明をしています!
↓ ↓ ↓
短期入所療養介護は、利用者が可能な限り自宅で自立した日常生活を送ることができるよう、療養生活の質の向上及び家族の介護の負担軽減などを目的として実施します。
医療機関や介護老人保健施設が、日常生活上の世話や、医療、看護、機能訓練などを提供します。出典:厚生労働省
解りやすくいうと、
医療関係者がサポートしてくれる!
治療やリハビリを兼ねたショートステイという事です!
なので、
- 歩行する力が低下してしまった高齢者の歩行訓練
- 麻痺のある方のリハビリ
- 言葉や食事の嚥下障害のリハビリ
その他、医療面でのサポートが必要な方の利用に向いています。
医師や看護師を始めとする医療が必要な介護サービスです。
- 手作業でリハビリ治療する!
作業療法士(OT) - 機械を使ってリハビリ治療をする!
理学療法士(PT) - 会話や嚥下のリハビリ治療をする!
言語聴覚士(ST)
上記の専門スキルを持った、
リハビリのプロがサポートをしてくれます!
私たち介護する家族の負担軽減を、
第一の目的として利用しても大丈夫ですが、実際の予約時には、この様なリハビリ目的での利用者が優先されることがあります。
また、
医療面のサポートが充実している分、
利用料は「特養」利用と比べると1日200円前後?高くなります。
(※詳しい利用料については後半で!)
おばあちゃん、おじいちゃんの食事中、
「ゴホゴホ」とムセ込みが多くなっていたりしませんか?
高齢者の死因に多い「肺炎」を防ぐ基本知識です!
↓ ↓ ↓
参考:父・母親のムセや咳込みは嚥下障害かも?原因と誤嚥性肺炎を予防する方法とは?
短期入所生活介護(ショートステイ)とは?
特別養護老人ホームを利用するショートステイです。
いわゆる、特養(とくよう)ですね。
厚生労働省では、このような説明をしています!
↓ ↓ ↓
短期入所生活介護は、利用者が可能な限り自宅で自立した日常生活を送ることができるよう、自宅にこもりきりの利用者の孤立感の解消や心身機能の維持回復だけでなく、家族の介護の負担軽減などを目的として実施します。
介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)などが、常に介護が必要な方の短期間の入所を受け入れ、入浴や食事などの日常生活上の支援や、機能訓練などを提供します。出典:厚生労働省
特別養護老人ホーム利用のショートステイは、
医療面のサポートが随時必要な利用者さんは、利用を断られる場合があります。
その反面、
- 歌のレクリエーション
- 体操のレクリエーション
- 各生活支援
などが老健に比べ充実しています。
この様に、
生活のサポートをメインとしたショートステイなのです!
なので、
医療的なサポートが必要ではない、認知症の高齢者の利用が多いです。
実際は・・・
老健・特養どちらのショートステイを利用するにしても、
空いているからすぐ利用できるわけではなく、
様々な確認や事前調整等が必要で、スムーズに予約利用できない現実があります。
(※詳しくは後程説明します!)
認知症の人への接し方や対応に困っていませんか?
この魔法の言葉で声掛けしたら・・・??
↓ ↓ ↓
ショートステイを利用できる介護度は?要支援認定者は利用できる?
介護認定を受け、
要介護1以上の高齢者の方が上記の2つのショートステイを利用できる対象者となります。
ですが!
要支援1・2の認定を受けた方でも介護予防の為のショートステイを利用できる介護保険サービスがあります!
◆介護予防短期入所療養介護(医療型ショートステイ)とは?
あまり難しく考えず、
要支援でもショートステイを使える!
そう考えて頂いて大丈夫ですが、
担当のケアマネージャーさんに相談してください!
実際は、
ベッド枠が殆どなく、予約は要介護1以上の方が優先されています!
要支援の認定を受けた高齢者の方は、
日常の生活動作(ADL)が自立で殆ど介護を必要としない方たちです。
昨今の介護現場では、
要支援の方のショートステイ利用は少ないのが現状です。
ショートステイ短期入所を利用できる期間(介護度別)
ショートステイを利用できる期間は、
介護認定を受けた、要介護度によって違います!
下記の表にまとめましたので参考にして下さい。
要支援1 | 9~10日 |
---|---|
要支援2 | 17~18日 |
要介護1 | 24~27日 |
要介護2 | 24~27日 |
要介護3 | 26~28日 |
要介護4 | 30日 |
要介護5 | 30日 |
注意!:上記はショートステイ以外の介護保険サービスを使わなかった時の上限日です。詳しくは担当のケアマネージャーさんや、地域包括支援センターにお問い合わせください!
ショートステイの自己負担額って実際1日いくら掛かるの?
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ショートステイを利用するには、
基本的に以下の4つの利用料金がかかります。
- 基本利用料
- 部屋代(滞在費・居住費・宿泊費)
※市区町村や施設によって言い方がそれぞれ違いますが意味は同じです。 - 食費
- 送迎費など
①の基本利用料以外は、
原則、介護保険適用外の為、
全額自己負担となります。
①ショートステイ基本サービス利用料(介護保険適用)
基本サービス利用料は全国共通です。
短期入所生活介護(ショートステイ)の場合は?
1日の利用料 | 1日の自己負担額(1割負担) | |
要支援1 | 4,330円 | 433円 |
要支援2 | 5,380円 | 538円 |
要介護1 | 5,790円 | 579円 |
要介護2 | 6,460円 | 646円 |
要介護3 | 7,140円 | 714円 |
要介護4 | 7,810円 | 781円 |
要介護5 | 8,460円 | 846円 |
※2割負担の方は上記の2倍の金額になります。
上の表の金額は1日の金額です。
なので、
- 1泊2日では×2(自己負担額)の料金
- 2泊3日では×3(自己負担額)の料金
となります。
老健利用のショートステイ、
短期生活療養介護では?
上記表の金額に、
自己負担額150円~200円程利用料が高くなるとお考えください!
※短期生活療養介護では、リハビリなどの治療費(加算)なども追加されます。
2、部屋代(滞在費・居住費)
介護施設によって、滞在費は多少異なりますが、
大体⇒1日1,000円前後です!
(※多床室や個室利用によって違います!)
詳しくは利用したい施設のホームページなどに記載されていますので、google等で検索してみて下さい!
①の「部屋代(居住費など)」以外は原則全額自己負担です。
しかし、原則全額自己負担である保険適用外の部屋代(滞在費・居住費)や食費については、所得が低い方を対象にした「介護保険負担限度額認定証」を市区町村に申請すれば、決まった金額以上の支払いは介護保険で給付してくれる制度があります。
第一段階から第4段階までに区分されています。
画像出典:厚生労働省
※特別養護老人ホームAの例
- 住民税非課税の世帯(第1段階の場合)・・・多床室は無料(個室は320円)
- 対象外の世帯(第4段階の場合)・・・884円(個室は1,229円)
上記は1泊でなく1日の料金です。1泊2日なら×2日分となるのです・・・。
詳しくは、担当のケアマネージャーやお住まいの市区町村の介護保険課や地域包括支援センターなどに聞いてみてください!
3、ショートステイの「食費」について
この食費についても、
介護施設それぞれ違いますので若干の金額差はあります。
食費についても原則全額自己負担です。
ですが、②の「部屋代(居住費・滞在費)」で説明した通り、「介護保険負担限度額認定証」を利用して、介護保険が利用できる場合がありますので担当のケアマネージャーさんに聞いてみてください!
特別養護老人ホームAの食費例
※第4段階の利用者(全額自己負担の場合)
- 朝食:390円
- 昼食:670円
- おやつ:50円
- 夕食:508円
1日合計:1,614円
※第1段階(低所得)の方は1日毎食込みで300円です。
※上記はあくまでも一例であって、おおよその金額となります。利用する施設によって異なりますので、担当ケアマネージャーに詳しく聞いてください。
認知症の予防、進行を遅らせることが出来るかも知れない!!
毎日食べられるスゴイ食材ランキング!!
参考:認知症発症予防!ボケ防止に良い食事は?脳に絶対効果がある!厳選超絶食品ベスト10品目!
4、送迎費やレク費など
送迎費もそれぞれの施設によって全く違います。
送迎費は1500円前後ですが介護保険が使えるので、
1回:150円程度(1割負担)
レク費やその他は規定額がある施設もあれば、全額実費の施設もあります。
ショートステイ1日の利用料まとめ(例)!
※スマホは横にしてみると全表示されます。
要介護3(1割負担) | 利用料 | 部屋代(多床室の例) | 食費(例) | 送迎費(例) | 合計額(例) |
第1段階の方 | 714円 | 0円 | 300円 | 400円 | 1,414円 |
第4段階の方 | 714円 | 884円 | 1,614円 | 400円 | 3,614円 |
※上記はあくまで「参考にして頂ければ!」という程度の内容です。
※各施設によってその他費用が他にかかりますので、上記金額に更に数百円程度プラスされます。
2泊3日利用の場合(例)
- 第1段階の方:1,414円×3日分=4,242円
- 第4段階の方:3,614円×3日分=10,842円
ショートステイの1日あたりの自己負担額については、
わかりづらいのでケアマネージャーさんにしっかり聞いておきましょう!
次はショートステイ利用時に、
家族が知っておいて欲しい!以下の注意点をしっかり説明していきます!!
- 利用できる限度期間って?
- すぐに利用できない理由とは?
- 利用を断られるってホント?
- 利用開始までの手順って?
- ショートステイ予約について!
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