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楽天やアマゾン、yahooショッピング等のネットショップで、
「介護福祉用具」「介護用品」って検索すると、
本当にたくさんの介護用品が出てきます!!
- 杖や歩行器
- 車椅子
- 介護用ベッド
- ポータブルトイレ(簡易便座)
- 介護シューズ・靴
- 食事補助用具
- 床ずれ防止クッション
- 口腔ケア用品
- 介護食
- 等など・・・その他何でもアリ!!
インターネットでも、
「介護用品って何でも買えます!!」
ほんとに、とっても便利ですよね!!
でも、
アマゾン(amazon)や楽天、yahooショッピングなどで購入した介護用品は、
「介護保険、適用されるの?」
そう考える人って意外と多いんです!
- 杖や車いす等の介護用品を楽天やアマゾンで買った場合は、実際介護保険が適用されるのか?されないのか?
- ネットショップでもレンタル可能ってあるけど実際どんな仕組みなの?
実際に地域包括支援センターのケアマネージャさんに聞いて調べてみました!!
Contents
介護保険サービスの基本!!介護福祉用具と介護保険の関係って?
介護保険サービスの基本は、
介護認定を受けた人への、
適切な介護サービスの提供!!
なので、
介護保険が使えるのは・・・
あたり前ですが、
介護認定を受けた人のみです。
↓ ↓ ↓
介護保険認定までの「流れ!!」徹底解説!
解りやすい手順と段取りの方法とは?
↓ ↓ ↓
参考:介護保険の要介護・支援認定までの手順とは?申請方法から手続き全体の流れ!
そして!!
介護保険を使った「福祉用具」のサービスは、
基本⇒
レンタル(貸与)のみが対象なのです!!
↓ ↓ ↓
レンタル(貸与)が基本の理由は?
購入して個人の持ち物になれば、個人の資産財産となってしまい、それを「税金でフォローするのはおかしいのでは?」という考え方からです。ですが、排泄や入浴に関するものは直接肌にあたる物に関しては、衛生上違和感を感じる人が多いので、上記の「特定福祉用具」として指定され、購入に介護保険が使えるようになっています!
なので・・・
購入は基本的に、
介護保険適用の対象外なのです!!
(※一部の特定福祉用具のみ対象→本記事内で説明あり)
結論!!
↓ ↓ ↓
アマゾンや楽天での介護福祉用具の購入は、
基本、介護保険の適用はなく、
全額自己負担なのです!!
介護保険が使えるインターネットショップはあるのか?!
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ネットショップなどで福祉用具を買うと、
全額自己負担かぁ・・・。
「介護保険の適用はないということだよね!!」
でも?!
ちょっと待ってください!!
「amazon」の福祉用具購入ページに下記の通りこのような記載がありました。
↓ ↓ ↓
Amazon.co.jpが販売する介護用品は、介護保険の適用対象外です。Amazon.co.jp以外の出品者から特定福祉用具の購入を検討されている方は、ご購入前に出品者へ介護保険の適用可否のご確認をお願いします。また、一部の商品は介護保険の適用を受けることができない場合がありますので、管轄する市区町村の介護保険窓口等にお問い合わせ下さい。
出典:amazon
上記の記載文の中に、
「ご購入前に出品者へ介護保険の適用可否のご確認をお願いします。」という記載がありますよね?
どういう事かというと・・・?
アマゾンや楽天に出店しているお店が、
「介護保険事業者」であれば、
介護保険が使用できるということなのです!
もっと詳しく説明すると・・・
上記の「介護保険事業者」とは、
「介護保険法に基づく福祉用具貸与事業及び販売事業者」として、
都道府県から指定(認可)を受けている業者という事なのです!
福祉用具貸与事業者・販売事業者とは?
- 福祉用具貸与事業者の認定は都道府県からのもの。
- 事業所番号が指定される。
- ケアマネージャーを通して(ケアプラン)のみレンタル(貸与)利用できる!
楽天やアマゾンに出店しているお店の中でも、都道府県の認可を受け、福祉用具専門相談員が在籍している「介護保険事業者」であるお店はあります! その他のネット販売を行っている、フランスベッドやパラマウントベッド(介護ベッド以外もたくさん!)などたくさんの業者がネット上にはあるのです!
ネットで調べていて、
「この○○○○(福祉用具)を是非使ってもらいたいな!!」
※もちろん本人の意思が最重要です!!
と思ったら、
担当のケアマネージャーさんに相談しましょう!!!!
介護保険の適用で、ネット上にある最先端の介護用品を、
- レンタル(貸与)
- 購入(特定福祉用具のみ)
出来るかも知れないのです!!
結局は、
担当のケアマネージャーさんとしっかり相談、連携していく事がとっても大切なのです!!
購入で介護保険適用されるのは5種類の福祉用具のみ!!
介護保険サービスでの介護福祉用具は、
レンタル(貸与=たいよ)が基本!!
ですが、
購入でも介護保険が使える、「介護福祉用具」があるんです!!
直接お肌が触れ、心理的に抵抗があるとされる、
以下の5つの品目です。
↓ ↓ ↓
- 腰掛け便座(ポータブルトイレ=Pトイレ)
- 特殊排せつ処理装置
※最近はドンドン進化しています! - 入浴時の補助の道具(入浴用椅子や簡易浴槽など)
- 簡易浴槽
- 移動用リフトの吊り具(体形に合ったもの)
※リフト本体ではなく吊り具のみ
これらは、
「特定福祉用具」とされ、購入での介護保険適用が認められているのです!
5つの「特定福祉用具」や「購入とレンタル」の基本的なこと!!介護度別にレンタルできる種類別の介護用品等は、こちらで詳しく説明しています!!
↓ ↓ ↓
画像出典:厚生労働省
参考:介護福祉用具は購入とレンタルならどっちがお得なの?介護用品の種類別に違うの?
杖や車いすは、
いろんな人が代わり変わり使っても支障がないから「特定福祉用具」ではないのです!
杖や車いす、Pトイレを「楽天やアマゾン」で買うメリットとデメリット
でも、
なぜ、楽天やアマゾンを始め、数あるネットショップで、福祉用具が売られているのでしょうか?
ネットショップで介護福祉用具を購入する、メリットとデメリットをまとめてみました!
◆ネットショップで購入するメリット
- すぐに買える!
- すぐ届く!
- めんどくさい手続きが一切必要ない!
※介護保険を使わないからケアマネと相談→手続き等の必要がない - 購入に関しては実在の店舗より安い!
そもそも、
介護保険制度を知らずに、購入してしまう人が意外と多いのだと知り合いのケアマネージャーさんが言っていました。
例えば、
「杖」や「歩行器」、「車椅子」等の購入の場合、
- 足腰がつらい・・・
- あると便利!
「1,2万円位ならいいか~」
等の理由でインターネットショップやホームセンターで購入する人がかなりいらっしゃるのです!
実際に、アマゾンの販売ランキングなどを見ても、かなり売れていることが解ります。
◆ネットショップで福祉用品を購入するデメリットとは?
そもそも購入なので、
前述している通り、介護保険の適用は上記説明の「特定福祉用具」以外は適用外です。
ですが、
特定福祉用具であるPトイレ(簡易便座)を、介護保険を通さずアマゾンや楽天等のインターネットショップで購入した場合の一番のデメリットは・・・
担当ケアマネージャーの介護のプロとしての意見が活かされない!!
という事。
どういう事かというと・・・
介護のプロである専門家達の意見が活かされていないのです!!
↓ ↓ ↓
Pトイレを例にすると・・・
- この人にはもっとしっかりした重量感のある(Pトイレ自体が動かないもの)Pトイレがいいのではないか?
- 樹脂製だと一緒に転倒してしまうかも?木製は思いから安定性がある?
- ひじ掛けの位置が調整できるトイレがいいので、この人にとって最適ではないか?
- 姿勢が崩れても安心!安定する為にはこの形がいいのでは?
- メンテナンスや掃除?
などなど、
介護が必要な人、
その人その人に合わせた適切な介護福祉用具選びがとっても重要なのです!
介護保険を使うという事は、
担当ケアマネや家族、介護福祉用具専門販売員などとの相談や連携を通して、意見を出し合い、介護保険制度を上手に利用した、
その人に合った適切な介護用品を購入、レンタルすることが目的なのです!
それが、
介護を受ける本人(要介護者)にとって、
一番のメリットなのです!!
「あたりまえじゃん!」と思った方がいるかも知れませんが、やはりプロの目、視点や意見というのはバカにできないものがあります!!
photo by : janetevelyn
購入やレンタル(貸与)する福祉道具が、
本当に介護される人にとって適切なのか?
これが一番大事なのです!!
インターネットショップでの福祉用具購入 まとめ
福祉用具購入は?・・・5品目の特定福祉用具のみに介護保険が適用!
※購入は1割~2割負担で購入可能
介護保険事業者の運営するネットショップであれば「5品目の特定福祉用具のみ」ケアマネージャーと相談の上購入可能。
ネットショップでのレンタル(貸与)は、
介護保険適用可能なショップ(介護保険事業所)であればOK!
条件は・・・
- 介護認定を受けている!
- 介護度によってレンタルできる福祉用具が異なる!
- 介護保険事業者が運営しているショップでの利用!
- ケアマネージャ―との相談→ケアプラン作成後のレンタル開始!
ネットショップでの購入は、
- 介護保険制度を知らない人。
- お金に余裕があって介護保険使わなくても大丈夫!
- とにかく急いで介護福祉用具が欲しい!
この様な人たちがインターネットショップで介護福祉用品を購入するようです!
それでは、
ホームセンターでオムツなどの介護用品を購入した場合はどうなのでしょうか??
↓ ↓ ↓
参考:ホームセンターで購入した紙オムツ・Pトイレ・歩行器等の介護用品は介護保険使えるの?
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