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在宅介護でも、施設介護でも
便失禁や弄便(便いじり)を予防する為に出来ることって、
意外とたくさんあるんです!!
人によっても違いますが、
自分の親や配偶者(妻や夫)の「生活習慣全体」を少しづつ把握していかなければいけません!
もちろん!
介護施設での利用者さんに対しても同じことが言えます!
そして、
具体的な弄便の予防対策を行っていくには、
便失禁や弄便の、
理由と原因を知らなくていけません!!
「弄便(便いじり)の原因と理由」を必ず理解しなければ、どんどん辛さが増していくだけですので、是非この記事を読んでいない方は読んでみてください!
認知症の親の便失禁や弄便が予防できる方法とは?便いじりをする理由と原因は?
Contents
便失禁・弄便(便いじり)は完全には防げない!
認知症という病気は、
便意すら解らなくしてしまうつらい病気です。
photo by : Jonathan Kos-Read
私たちでも、
毎日、正確にいつ便が出るのかなんてわかりませんよね?
なので、
確実に便失禁や弄便を防ぐことはできません!!
この意識は、
最初から持っていたほうがいいです!!
ですが、
弄便を確実に減らすことはできます!!
便失禁や弄便を減らす為に、私たちが出来る事とは?
認知症の父親、母親、それに配偶者(妻、主人)の弄便(便いじり)を防ぐ事が出来る?おススメの5つの予防対策とは?
まずは1から見てみてください!
1、便が出た日をメモして記録する!
→排便パターンと便の状態を把握することで、今後具体的にどうしていくかがわかります!
- 便秘
- 硬便
- 軟便
- 2日で1回?
- 3日で1回?
- それとも毎日排便?
上記をまずは把握することから、
便失禁や弄便(便いじり)を予防する第一歩となります!
2、水分や食事のバランスを把握する!
介護施設だと、決まった時間帯に水分をお出ししています。
飲んで頂いたら表等にチェックして残し、1日の水分摂取量を確認しています!
認知症の方は、
水分を摂ったかどうかの確認が出来ないので、
「水分不足」にとってもなりやすいのです!
介護する人が水分摂取量をしっかり管理していく必要があります!
そして、
排便をスムーズに定期的に行っていくには、
何より!!
「水分摂取が非常に大切です!」
もちろん食事のバランスも非常に大切ですよ!
水分不足や、偏った食事や栄養状態だと、便が硬くなったり便秘になってしまい、常におなかや下っ腹、肛門周辺に違和感を感じてしまい「自分で肛門に指を入れて便を出そう」としてしまう認知症の高齢者の方は介護施設にも多くいらっしゃいます。
「指を肛門に入れてしまう・・・」
違和感がスゴイあるのでしょうね?
「言えないだけで・・・」
・水分と栄養バランスを意識していくこと!
+
・排便のパターンを把握する!
これで、改善されなければ、
かかりつけのお医者さんに相談してみてください!
認知症の予防、進行を遅らせることが出来る食生活!
栄養バランスの良い食事!!
この10の凄い食材は日頃から食べやすくてとんでもなくすごい食材たちなんです!
↓ ↓ ↓
認知症発症予防!ボケ防止に良い食事は?脳に絶対効果がある!厳選超絶食品ベスト10品目!
3、トイレに少し長く座ってもらう!
排便のパターンがだんだん解ってきたら、
- 「そろそろ今日あたりかな・・・」
- 「朝ごはん食べた後くらいかな・・・」
だんだんと排便パターンがわかってきます。
しかも、
私たちが、排便パターンを意識しているので、
排便の前兆などを、何となく感じられるようになります。
そこで、
「トイレに行きましょ!」とトイレに誘導してあげて、しばらく見守ると・・・
photo by : janetevely
「スッキリ~~!!」
と排便が出ることが殆どです!
トイレで、排便が出なかったりする時は・・・
- 温かいお湯で陰部や肛門周辺をキレイにしてあげる。
- その刺激で便意が生じる人もいる!
- 水が流れる音で排便や尿が出る人もいます(特に女性)
- 羞恥心への配慮(見守りし過ぎない)
- 一緒におなかのマッサージなどをして、「せーのって力入れて!」と声掛けをしてみる!
こんな感じでいろいろ工夫をしてみて下さい!
「父親・母親のお下のお世話・・・・」
特に男性(息子さん)はとっても辛いと思います!
ですが、
これは人として自然な事・・・
あなたも!
「自分が赤ちゃんの時、おしめ交換をしてもらっていた時があったはず・・・」
こう考えてみると、
「気持ち・・・」
少し楽にはなりませんか・・・
4、肛門周辺や陰部周辺のデリケートゾーンに赤みや皮膚のただれがないかを確認する!
尿取パッドや紙オムツをいつもしていると、
陰部や肛門周辺に、尿や便が付着している時間が長くなってしまうので、
皮膚が荒れてきてしまいます・・・・
どうでしょうか?
私たちも、「痔」や「下痢」が続くと痛痒かったりしませんか?
それと同じで、
認知症患者の人たちも同じなのです。
自分で薬を塗ることが出来ないのですから!
5、ポータブルトイレ(簡易トイレ)をわかるように設置する!
住み慣れた家のトイレの場所ですらわからなくなってしまう病気
「認知症・・・」
寝ているベッドや畳の布団の側に
ポータブルトイレがあったらどうでしょうか?
もしかしたら、
そのPトイレ(簡易トイレ)に排便をしてくれるかもしれません!
※もちろんトイレットペーパーもそばに置いて下さい!
ポータブルトイレについては、一度担当のケアマネージャーさんに相談してみるといいと思います!
↓ ↓ ↓
「Pトイレ=腰掛便座」も介護保険サービスを使ってレンタルや購入が出来ます!
1割~2割負担で!!
詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください!
↓ ↓ ↓
参考:介護福祉用具は購入とレンタルならどっちがお得なの?介護用品の種類別に違うの?
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更に具体的な便失禁や弄便対策とは?
長年住み慣れた自分の家でも、
トイレの場所が解らなくなってしまう認知症・・・
トイレの場所が解らないから、
「弄便(便いじり)」をしてしまう事が多いんです!
なので、
- 「トイレの場所はこっち!」
- 「トイレはここです!」
- 「便所!」
等と書いた貼り紙を、家の中に貼ってみるのもいいかもしれません!
実際に、
僕が勤務しています「特別養護老人ホーム」では、この対応でトイレに自分で行けている人がいます!
※比較的軽度の認知症の方に有効だと思います。
まとめ
これら5つの「弄便(便いじり)」の在宅介護での予防対策。
大切なのは、
「しっかり観察をしていくこと!」
お互いに不快な思いをしないためにも・・・
介護って本当に大変だと思います・・・
ですが、こう考えてみませんか?
↓ ↓ ↓
苦しい時でも、とにかく笑っていろ。笑える余裕、ゆとりがないと判断を間違える。
藤森正路(日本の経営者、元住友金属鉱山社長元住友金属鉱山社長)
最後まで記事を読んで下さいまして、ありがとうございます!
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